てなぐさ

ほんの手なぐさみ。1LDKの手仕事つぶやき。(ベランダガーデニング DIY ハンドメイド)

シルバーデージーとシンカルファ・カップブルーメンについて

現在ヘリクリサムについて調べたことをまとめています。

少し長くなりすぎたので分離独立させました。

本体はまだまだ途中段階です。

 

 

ドライフラワーの名前

 

ドライフラワーの名前は通名が多くて植物本来の名前が分かり辛いです。

 

その花が気になって一歩掘り下げてみたくなったとき、正式名称が分からないと調べることもままなりません。

 

例えば花言葉を調べたり、花の季節を調べたり、原産地を調べたり、育て方を見てみたり。

名前ってほんとうに大事です。

 

と言うわけでドライフラワー通名と姿形から正体を探っていきます。

 

今回はシルバーデージーとシンカルファ・カップブルーメン。

 

 

シルバーデージーとシンカルファ・パニクラタ・カップブルーメン

シルバーデージー(Silver daisy)はシルバーデイジーとも。

シンカルファ・パニクラタ・カップブルーメン(Syncarpha paniculata 'Cupbluemen' )はシンカルファ・カップブルーメンとも言います。

 

シルバーデージーとシンカルファ・パニクラタ・カップブルーメン。

まずこの2つ、見分けが付きません。

原産地は調べて見る限りどちらとも南アフリカ

見分けがつかないのでここでは乱暴ですが同じ植物として扱います

 

そしてこの2つはおそらくキク科ハハコグサ連シンカルファ属のシンカルファ・ヴェスティタではないかと見ています。

 

結論を先に書きましたが、シンカルファ・ヴェスティタじゃないかと思うに至った理由を順に追っていきます。

 

 

シンカルファ・パニクラタ・カップブルーメン(Syncarpha paniculata 'Cupbluemen' )

 

ここでは先に書いたとおりシルバーデージーとシンカルファ・パニクラタ・カップブルーメンは同じ植物として扱います。

 

Syncarpha paniculata 'Cupbluemen'はシンカルファ属のパニクラタ種の品種'カップブルーメン'という意味です。

 

しかし名前の通りこの品種で間違いない! とはいきませんでした。

 

まずカップブルーメンという品種について調べるとドライフラワーの花材以外に名前の記載が見つかりません。

品種の紹介、目録への記載などが見当たらない。

 

また、シンカルファ属のパニクラタ種は存在しますがカップブルーメンと比べると花弁(苞)の形や葉の付き方や葉の形が異なります。花の大きさや分岐する性質も異なるように思います。

 

そして、シンカルファ属の植物は南アフリカの灌木植生地域の固有種。

まだまだ園芸植物として一般的ではないようです。

園芸種(品種)もこれから作られていく段階ではないでしょうか。

 

このことからシンカルファ属のパニクラタ種の品種'カップブルーメン'という植物は存在せず、正式名称っぽい通名ではないかと思われるのです。

 

 

近縁種

 

名前から手がかりが得られず困ったことになりました。

ここは地道に探すしかありません。

 

幸いなことにシンカルファ属は新種を合わせても約30種。

画像の見つからない種もありましたが近い花を探しました。

 

そして最有力候補となったのがシンカルファ・ヴェスティタです。

 

シンカルファ・ヴェスティタ(Syncarpha vestita)

別名:妖精花、ケープ・スノー(Cape snow)、シルバー・エバーラスティング(Silver everlasting)、ヘリクリサム・ベスティタ厶(Helichrysum vestitum)、キセランセマム・ベスティタ厶(Xeranthemum vestitum)

 

別名のヘリクリサムとキセランセマムは旧名です。

シンカルファ以前に分類されていたヘリクリサム属とキセランセマム属の名残ですね。

 

蕾は円錐形。

花(正しくは花弁ではなく総苞片)は白。

花の中心部は赤と白です。

日本人感覚からするとなんともおめでたい色ですね。

シルバーリーフと相まって神秘的な姿をしています。

日本語で妖精花と呼ばれるのも納得です。

 

カップブルーメンと見比べたところ、花弁(苞)の繊細さ、葉の付き方と形は一致。

花の中央がヴェスティタは赤の輪の中に白で、カップブルーメンは白のみです。

 

花の中央が真っ白かどうかが鍵。

 

この差異は花の咲き具合によるものではないかと見ています。

 

ヴェスティタのカサカサした白い花弁は正しくは総苞片と言って花ではありません。

ヴェスティタの本当の花は細かな支柱のような赤い部分のことを指すのだそうです。

 

真っ白なベスティタは花弁のような総苞片が開いたあと赤い花が咲く以前の状態ではないか。

赤い花が咲く前に収穫すると花の中央が白いヴェスティタとなり、ドライフラワーカップブルーメンが出来上がるのではないかと思うのです。

 

(または単純に漂白した場合も白くなります)

 

 

あとがき

 

シルバーデージーとシンカルファ・カップブルーメンについて

最もらしい花がシンカルファ・ヴェスティタでした。

 

ただしあくまで推察です。

絶対に間違いないとは言えません。

別の花のお心当たりがあればよかったら教えてください。

 

 

良い名前は好印象に繋がります。

ただ、花好きとしては正式な名前もちゃんと知っておきたい。

 

花材を活用するにも季節感やアレンジに用立て安くなるんじゃないかな。

花材を使ったハンドメイドをしている人の意見も聞いてみたいですね。

 

 

それでは

ここまでお付き合い下さりありがとうございました。